赤ロムの正体とリスク
赤ロムは「今ある通信機能をいつ失ってもおかしくない端末」であり、メイン機としては絶対に選んではいけない状態です。
赤ロムとは、キャリアによってネットワーク利用制限が「×」と判定されている端末のことです。原因として多いのは、前所有者の本体代金の分割払いが残っているのに支払いが滞っているケース、盗難・紛失の申告がなされているケースなどです。キャリアは不正利用や未払いを防ぐため、その端末のIMEIに対して制限をかけ、電話やモバイルデータ通信をできないようにします。この状態になった端末が、いわゆる赤ロムです。
赤ロムの最も厄介な点は、「購入したときには普通に使えていても、その後に赤ロム化するリスクがある」ということです。たとえば、フリマアプリで購入した端末が、購入時点ではネットワーク利用制限「△(判定中)」だった場合、前所有者の支払い状況次第で、数カ月後に「×」へ変わる可能性があります。そうなると、あなたがまったく悪くなくても、その端末は通話もモバイル通信もできない「ほぼ文鎮」のような存在になってしまいます。
赤ロムをつかんでしまうと、再販売も難しくなり、端末の価値は大きく下がります。Wi‑Fi専用機や部品取りとして使うしかなくなり、メイン機として期待していた場合は損失が非常に大きくなります。そのため、中古スマホを購入する際には、商品の説明欄や店頭POPで「ネットワーク利用制限○」「赤ロム永久保証」などの表記を必ず確認し、「制限△の端末は基本的に避ける」「保証のない個人取引での購入はリスクが高い」といった自衛意識が不可欠です。